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奥能登の豊かな自然の中で日々の徒然を認めています


by kaizouin
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能登は元気に営業中 4

 能登半島地震から2ヶ月が過ぎました。店主の棲家も本箱が倒れ、震災直後は足の踏み場も無かったほど、、、しかし、同じ能登半島でも、店主の棲家、内浦と反対の外浦は、、、震源地の門前は、、、そんな門前で、昨日、『輪島市の復興を願う集い IN門前』が開かれました。全国から延べ1万2千人を超えるボランティアが駆けつけた、市災害ボランティアセンターの閉所式です。

 午後2時から、門前道下(とうげ)仮設住宅・道下サンセットパークで開催されました。店主は、午後3時前に着きました。着いて、まず驚いたのが、その仮設住宅の数。過疎地とはいえ、これだけの数の仮設住宅、いえ、その数以上の方が住処を失ったのかと、、、

 震災以来、穴水から門前方面へ、はじめて向かいました。門前に近づくほど、屋根の上にブルーシートをかけている家、道路の凹凸、、、道下周辺は歩いて回ってみました。重機が停まり、解体中の家。ロープが張られ、傾いている家。総持寺祖院近辺も。河川敷には、解体された家の廃材が大きな山となっていました。

能登は元気に営業中 4_a0072808_7322697.jpg 午後4時半から総持寺祖院による大般若法要、復興祈願法要が執り行われました。ボランティアスタッフとして忙しく駆けずり回っている方々の中に、作務衣に丸坊主の方が沢山おられました。総持寺祖院も、被災者でありながら、全国から曹洞宗のお坊様が駆けつけ、総持寺祖院ばかりでなく、地元の復興にも尽力されていたそうです。

 また、工場が被災し、再開の目途も立たないまま、ボランティアとして地元の復興に尽力されている工場主の方もいました。いろいろお話を伺っているうちに、お茶で接待をするボランティアもあったとか、、、被災者の皆さんのお話を聞くのも、大事なことなんだと感じました。

 震災後、特殊技能も無く、椎間板ヘルニアを患っている者が行ったとしても、足手まといになるだけと思っておりましたが、いろいろな形で協力、お手伝いが出来るのだと思いました。会場では、曹洞宗のお坊様たちが、お子さん相手に遊んでいたり、お茶とお菓子を振舞っていたり、、、

 法要後は、増田太郎さんのコンサート、マジック、大道芸、よさこいソーランの演舞、地元能登町のYAMABIKO柳星乱舞隊の演舞もありました。午後6時からは、門前そば、ほうば飯、イカ焼き等がボランティアの手により、無料で振舞われました。予定より遅れて、午後8時半頃から、花火が打ち上げられ、フィナーレとなりました。

 バックミラー越しに、打ち上がる花火を見ながら、いろいろな思いにふけっておりました。考えさせられる一日だったと思います。
by kaizouin | 2007-05-28 07:48 | 徒然